XMF Remoteはインターネットに公開して、様々なお客様がアクセスするような環境で使用することを目的としておりますので、
基本的には不特定多数の外部ユーザ向けのECライセンス(External Connector License)をセットで購入していただいております。
また、ECライセンスの適用範囲はMicrosoft社により、以下の「外部ユーザ」を対象とすることが定義されております。
・ 自社、または関連会社の従業員ではないユーザ
・ 自社の関連会社のオンサイトの契約業者、または代理店ではないユーザ(平たく言えば常駐していない契約業者)
つまり、
「外部ユーザ」に該当しない以下の利用ユーザに関しては、ECライセンスとは別にCALを購入する必要があります。
・ 自社、または関連会社の従業員
・ 自社の関連会社のオンサイトの契約業者、または代理店(平たく言えば常駐の契約業者)
CALにはユーザCAL(サーバを利用する人数に応じて購入)とデバイスCAL(サーバを利用する端末数に応じて購入)の2種類があり、さらにそれぞれに対して、利用するユーザ数(端末数)モードと、同時使用数モードという2種類のモードを選択できます。
ここではユーザCAL(利用ユーザ数)を前提に説明します。
ユーザCALはWindows Serverの利用ユーザに紐づくため、利用ユーザが複数のクライアント端末を使う場合や、複数のWindows Serverにアクセスする場合でも、必要となるのは1ユーザ=1CALとなります。
XMF Remoteは基本的に、XMF CompleteもしくはXMF Smartとセットで販売しているため、2台のWindows Serverで構成されています。(XMF Remote Type-Sの場合は1台)
弊社が販売しているXMFのサーバPCのWindows Serverには、標準で10CAL(ユーザCAL)がバンドルされておりますので、2台分で20CALがバンドルされていることになり、最大20名までの社員(関連会社含む)がXMF Remoteにアクセス可能となっております。(XMF Complete/Smartで同時に消費されるCALが無い場合)
弊社側では、お客様のWindows Server CAL保有数を把握しかねることもあり、
XMF RemoteとXMF Complete/Smartを20名を超えて社内利用する場合は(XMF Remote Type-Sの場合は10名)、お客様の責任でCALを準備いただくようお願い致します。
補足
ユーザCAL(利用ユーザ数)はWindows Serverのバージョンに対して必要となり、既にXMF以外に同バージョンのWindows Serverをお持ちの場合は、そのCALも合算することができます。
一例を挙げますと、社員(関連会社含む)100名の会社がファイルサーバ(50CAL)とWebサーバ(10CAL)、XMF RemoteとXMF Completeの計4台のWindows Server 2016を設備している場合、
トータルで80CAL保有していることになり、最大80名までの社員(関連会社含む)がXMF Remoteを利用できるようになります。
また、新しいバージョンのWindows Server CALを持っていれば、古いバージョンのWindows Serverにアクセスすることが認められています。
上記の例ですと、さらにWindows Server 2019のCALを10CAL保有している場合は、最大90名までの社員(関連会社含む)がXMF Remoteを利用できることになります。
参考資料
名称 |
提供元 |
Windows Server 2019 System Center 2016ライセンスガイド |
Microsoft |
その他
本件のお問い合わせについては
富士フイルムグローバルグラフィックシステムズ(株) ワークフロー営業部へお問い合わせください。