<はじめに>
※本記事は XMFRemote の Java アプリ版クライアントのみで発生する事象であり、ブラウザ版クライアントをご利用の方は問題が発生しません。
XMFRemote の Java アプリ版クライアントにおいて、一部の過去バージョンに組み込まれている Java コードサイニング証明書が有効期限満了を迎え、起動時に「セキュリティ保護の為にブロックされたアプリケーション」の警告を表示して起動できない事が発生しております。
以下に回避方法と XMFRemote の各バージョンのコードサイニング証明書期日について以下に記載します。
回避方法
・Windows の場合
1)コントロールパネル=>Java=>Java コントロールパネルの「詳細」を開きます。
2)「署名付きコード証明書失効チェックを実行」のラジオボタンを「チェックしない(非推奨)」を選択します。
3)「OK」のボタンをクリックして Java コントロールパネルを閉じます。
・Macintosh の場合
1)システム環境設定=>Java=>Java コントロールパネルの「詳細」を開きます。
2)「署名付きコード証明書失効チェックを実行」のラジオボタンを「チェックしない(非推奨)」を選択します。
3)「OK」のボタンをクリックして Java コントロールパネルを閉じます。
内容詳細
XMFRemote の Java アプリ版クライアントは Java アプレット形式のアプリです。アプリ作成時に Java のセキュリティ強化の為、Java コードサイニング証明書を取得しておりアプリに込みこみされております。
バージョンのリリース時期により組み込まれた CA 証明書(証明局の証明)の満了時期が異なり、古いバージョンでは既に満了してしまったものもあります。この CA 証明書の満了日を実行する PC 側の Java セキュリティ設定により検知してアプリが実行できなくなっています。
XMFRemote の各バージョンに組み込まれた CA 証明書の満了日は以下となります。
XMFRemoteR9.5_0035~R10.0_0022 => 2019 年 4 月 13 日満了
XMFRemoteR10.1_0023~R10.5_0039 => 2019 年 8 月 2 日満了
XMFRemoteR10.5_0055~R10.6_0038 => 2024 年 6 月 15 日満了
XMFRemoteR10.6_0057~R10.7_0011 => 2024 年 6 月 15 日満了
・また、R10.8 以降のバージョンでは Java アプリ版クライアントが廃止されております。
各バージョンに組み込まれたJavaコードサイニング証明書の詳細な有効期間については以下の表をご覧ください。
Remoteバージョン |
証明書有効期限 |
バージョン番号 |
リビジョン番号 |
R9.5
|
0034 以前 |
コードサイニングの取得なし |
0035 |
コードサイニング証明書=2014.2/26~2015.4/24
コードサイニング CA 証明書=2011.4/13~2019.4/13
GlobalSignRootCA 証明書=1988.9/1~2028.1/28
|
R10 |
0014 |
0020 |
0022 |
R10.1 |
0023
|
コードサイニング証明書=2014.11/4~2015.11/3
コードサイニング CA 証明書=2011.8/2~2019.8/2
GlobalSignRootCA 証明書=2009.3/18~2029.3/18 |
0035 |
R10.2 |
0005 |
コードサイニング証明書=2015.8/28~2016.10/3
コードサイニング CA 証明書=2011.8/2~2019.8/2
GlobalSignRootCA 証明書=2009.3/18~2029.3/18 |
0007 |
R10.5 |
0016 |
0018 |
0039 |
0055 |
コードサイニング証明書=2016.10/6~2017.11/6
コードサイニング CA 証明書=2016.6/15~2024.6/15
GlobalSignRootCA 証明書=2009.3/18~2029.3/18 |
R10.6 |
0007 |
0008 |
0037 |
0038 |
0057 |
コードサイニング証明書=2017.10/24~2018.10/25
コードサイニング CA 証明書=2016.6/15~2024.6/15
GlobalSignRootCA 証明書=2009.3/18~2029.3/18
|
0058 |
R10.7 |
0010 |
0011 |
R10.8 |
0061以降 |
Javaアプリ版クライアント廃止 |
今後の対応
過去のバージョンに関してはコードサイニング証明書を更新する予定はございません。
また R10.8 以降のバージョンでは Java アプリ版クライアント自体が廃止されております。
ブラウザ版クライアントへの移行、バージョンアップ、また、回避策での運用をお願いいたします。